白髪染めの後のヘアケアで気を付けたいこと!重要なアフターケアとは

ご自宅で白髪ケアをする男性の中には、染めた髪のお手入れでお悩みの方も少なくありません。自分で白髪染めをしたら、どのようなケアをすれば良いのでしょうか。
この記事では、白髪染めの後のヘアケアで気を付けたいことをお伝えします。ついやってしまいがちな6つのNGヘアケアや、髪のために意識したい生活習慣にも触れるため、ぜひ参考にお読みください。
白髪染めの手順
メンズ向け白髪用ヘアカラーで白髪染めをした後は、ご自宅でのケア方法に注意してください。不適切なケアをすると、色落ちが早くなってしまったり、ダメージにつながってしまったりするおそれがあります。
ここでは、白髪染め直後に気を付けたい6つのNGヘアケアをご紹介します。
NG① 濡れたまま髪を放置する
髪が短い男性の中には、お風呂上りに髪が濡れたまま、乾かさずに放置してしまっている方もいるのではないでしょうか。このように濡れたまま髪を放置するのはダメージにつながるためNGです。
濡れた髪は非常にデリケートな状態にあり、キューティクルが開き色素や栄養分が逃げやすくなっています。シャワー後はできるだけすぐに乾かしましょう。
NG② タオルで髪を強くこする
白髪染め後に濡れた髪をタオルで強くこするのはNGです。ヘアカラーで染めた髪はデリケートな状態にあるため、ゴシゴシとこすると摩擦ダメージにつながります。髪が傷むとキューティクル内部の染料が流出し、色落ちする要因にもなるため気をつけましょう。濡れた髪の水気を取るときは、タオルで軽く叩くようにして水分を吸い取るのがポイントです。
NG③ ヘアトニックや育毛剤を使用する
白髪染めの直後にヘアトニックや育毛剤を使用するのも避けるのが望ましいです。まれに、ヘアトニックや育毛剤によってヘアカラーが色落ちする場合があります。念のためヘアカラー後から1週間程度はこれらのアイテムを使わないようにしましょう。普段からヘアトニックや育毛剤を使ってヘアケアをしている方はご注意ください。
NG④ 強い熱を与える
白髪染めをした髪に強い熱を与えるのはNGです。例えば、ドライヤーを長時間当てたり、高温のヘアアイロンを使用したりすると、染めた直後のデリケートな髪にダメージを与えるおそれがあります。また、ヘアカラーの染料は熱に弱いことが多いです。色落ちの原因にもなるため、ドライヤーやアイロンの温度には気をつけましょう。
NG⑤ たくさん紫外線を浴びる
白髪染めをした後にたくさん紫外線を浴びるのも避けてください。ヘアカラーの色素が、紫外線の影響を受けて変色するおそれがあります。なかでもマット系やアッシュ系といった寒色系の髪色は影響を受けやすいです。また、紫外線は髪のダメージにもつながるため、スポーツやレジャーなどでたくさんの日差しを浴びるとき白髪染めのタイミングをずらしたほうがよいでしょう。
NG⑥ パーマをかける
白髪染めをした直後にパーマをかけるのもNGです。ヘアカラーの直後にパーマをかけると、パーマ剤によって染めた髪色が変化するおそれがあります。そのため、パーマをかけたいときはヘアカラーをしてから1週間以上の間を空けるようにしましょう。また、美容院でパーマをかける際は、事前に美容師に白髪染めをする旨を相談しておくことが大切です。
白髪染め後にしてほしいヘアケア
ここでは、ホームカラーをする男性へ向けて、おすすめのヘアケア方法をご紹介します。白髪染め後は以下の方法で適切なヘアケアを行ってください。
カラーケア用シャンプーやリンス・トリートメントを使用する
白髪染め後にカラーケア用シャンプーやリンス、トリートメントを使うと、ダメージをケアしながら、色持ちをアップさせる効果が期待できます。このほかに、色素を配合した白髪用のシャンプー・リンス・トリートメントを使って、抜けた色素を補うのもおすすめです。白髪を色づける色素が入ったアイテムによって、髪色を整えられます。
ドライヤーは乾ききる直前で止める
ドライヤーで髪を乾燥させるとき、髪全体が乾ききる直前で止めることで、ダメージを抑えやすくなります。ドライヤーで過度な熱を与えると、髪の水分が失われてキューティクルがめくれ上がり、色素が流出するおそれがあります。そのため、完全に乾かし切らないことがポイントです。
紫外線対策をする
白髪用ヘアカラーで染めた髪を紫外線から守るための対策をしましょう。特に、寒色系は影響を受けやすい髪色です。最近では男性向けの紫外線対策グッズが充実しています。帽子で日差しを避けたり、髪用の日焼け止めを使用したりして対策するようおすすめします。
ヘアケア以外も重要!白髪染め後に改善すべき生活習慣
白髪染め後のきれいな状態を維持するためには、ヘアケアと併せて生活習慣を改善することが大切です。なるべく白髪を増やさないためにも、以下のような生活習慣をつけるとよいでしょう。
栄養を意識して食事を摂る
健康的な髪を作るためには、髪に必要な栄養素をバランス良く摂ることが重要です。
髪を作る栄養素の例として、乳製品や肉類などに含まれる「タンパク質」、牡蠣や海藻類などに含まれる「亜鉛」、レバーや豚肉などに含まれる「ビタミンB」、卵黄やアーモンドなどに含まれる「ビタミンE」などが挙げられます。
このほかにも、黒髪を作るには乳商品や小魚などに含まれる「カルシウム」、干しエビやレバーなどに含まれる「銅」といった栄養素も必要です。普段から意識して取り入れるとよいでしょう。
ストレスを発散させる
詳細なメカニズムはまだ解明されていないものの、ストレスは白髪と関連があると考えられています。ストレスによって自律神経のバランスが崩れると、黒髪の色の元になる「メラニン色素」を作り出すのに関わる、「色素幹細胞」が減少するとされています。
現代は仕事や人間関係からストレスを受けることが多くあるでしょう。ストレス発散につながる趣味の時間を確保するなど、ストレスと上手に付き合う工夫ができると理想的です。
睡眠時間を確保する
睡眠時に多く分泌される成長ホルモンは体の健康を保つ上で不可欠であるとともに、髪の毛の成長にも関わっています。健康のためにも髪の毛の成長のためにも、睡眠不足の状態になっていないか生活習慣を見直してみましょう。
人によって異なりますが、目安として毎日7~8時間の睡眠を確保するのが望ましいとされています。
頭皮は優しく洗う
毎日のシャンプーでつい頭皮を爪でゴシゴシとこするように洗ってしまっていないでしょうか。強い力で頭皮を洗うと、炎症が生じたり、白髪が生えるリスクが高まったりするおそれがあります。
頭は優しく洗うとともに、すすぎ残しがないようにしっかりと洗い流すことが大切です。
白髪染め後は日々のケアにも継続して取り組みましょう!
ここまで、白髪染め後の6つのNGヘアケア、白髪染め後にしてほしいヘアケア、髪のために意識したい生活習慣などをお伝えしました。
市販のメンズ向け白髪用ヘアカラーを使った際は、ダメージケアのためにヘアカラーリンスやトリートメントを活用したり、丁寧に髪を乾かしたりすることで、キレイな髪色を保ちやすくなります。健やかな髪を保つために、ヘアケアと健康的な生活習慣にも着目して白髪対策に取り組みましょう。